● 糖尿病センター

■ 糖尿病とは?
 糖尿病は国民病と呼ばれるほど頻度の多い病気で、全国で700万人以上と言われています。また、食事や運動という生活習慣と密接に関係していることから、生活習慣病のひとつに数えられています。増加の著しい2型糖尿病は、カロリー・脂肪の多い食事や運動不足、そして肥満によって血糖値が上昇します。また、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが極端に少なくなるために血糖値が上昇する1型糖尿病があります。糖尿病は主にこの二つに分かれますが、いずれにしても血糖値が上がることで口渇・多尿・体重減少などの症状が出現します。慢性的に血糖上昇が続けば眼・腎臓・神経などの全身にわたる合併症が出現して、生活の質(QOL)が下がります。
■ 糖尿病の治療は?
 血糖値を下げる方法として、食事療法・運動療法・薬物療法の3本柱があります。この3つの治療法を患者様自身が毎日の日常生活の中で実施していく必要があります。ストレスの多い社会環境の中で、これらを一生続けていく必要があること自体がストレスになりかねません。内服薬やインスリン注射の進歩も著しく、血糖値をコントロールするために選択できる方法は充実してきています。生活習慣を修正すれば糖尿病は予防できる、血糖値を十分にコントロールできれば合併症を予防できることは研究によって確かめられています。しかし、それを個々に治療として実施することは、ある程度の努力と負担を伴います。
■ 糖尿病センターの特色は?
  負担になりやすい食事療法・運動療法・薬物療法を、最先端の知識・技術を取り入れながら、患者様が具体的に実行しやすい形で提供できるよう心がけています。内科医・眼科医をはじめ、糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師・栄養士・薬剤師・臨床検査技師、あるいは臨床心理士・歯科衛生士などの多種の専門職が協力して糖尿病医療チームに参加しています。入院や外来での糖尿病教室に各専門職が関わっています。受診された患者様が地域の診療所で治療を継続できるような便宜も考えています。診療所との連携を深めるための研究会の開催もその一環です。我々の目指すのは、個々の患者様の特性に合う、より良い治療法を一緒に考え支援していくことです。

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