●放射線部 MR部門

■ 特色
■高い専門性を有する豊富なスタッフ

 スタッフは放射線部MR部門医師3名が担当しており、いずれも、日本医学放射線学会専門医です。その他、技師3名、技術員1名、看護師2名、事務員1名、のスタッフで診療各科からの検査の予約、撮影準備、撮影、結果報告を行っています。

■最高級のMR装置
 シーメンス社製1.5テスラ超伝導MR装置2台を設置稼動させています。画質の良さと、多様な撮像法には定評があります。

■適切かつ丁寧な撮像と迅速な結果報告
 各診療科からの依頼に基づいて、医師と技師が充分に検討した上で最適な撮像を行い、結果報告は放射線科専門医であるMR部門医師が行い、原則として撮像の翌日には依頼科へ報告書が届くようにしています。さらに、依頼診療各科とのカンファランスを密にして、院内各科の多様な要求にも適切にかつ迅速に答えられるよう日々努めています。

■ MRI(磁気共鳴画像検査)の特色

■MRIとは
 MRIとは、磁気共鳴画像検査の略語です。MR装置は大きな磁石と電波(FM放送くらいの周波数)を用いて、身体の様々な部分のいろいろな断面(縦・横・斜め)の画像を得ることができるうえに、放射線被曝がなく安心な検査方法です。
■MRIが特に有用な領域と疾患
★脳、脊髄、などの中枢神経領域の画像診断において、非常に有用な診断情報を提供する事ができます。そのため脳神経外科、神経内科、整形外科、内分泌内科、眼科、耳鼻科、小児科などからの検査依頼が多く見られます。さらに、肺癌、乳癌をはじめとする種々の腫瘍の脳転移診断には特に有用な診断情報が得られるため、臨床全科からの依頼を受け検査を行っています。CT画像ではまだはっきりしない超早期の脳梗塞の診断には特別の威力を発揮するために、緊急検査も実施しています。

★骨盤領域の画像診断においても、非常に有用な診断情報を提供します。主に婦人科、泌尿器科の依頼を受け検査を行っていますが、消化器内科、腹部一般外科からも病気により、検査を依頼されます。

★骨、軟部領域、特に手足の関節の画像診断においても、非常に有用な診断情報を提供します。整形外科からの依頼がほとんどですが内科、外科、小児科、などからの検査依頼もあります。

★ 乳癌の拡がり診断においても、非常に有用な診断情報を提供します。

★肝臓の腫瘍、特に肝臓癌や転移性肝腫瘍診断においては、早期の診断に有用な情報の提供が可
能です。消化器内科や腹部一般外科からの依頼で検査しています。

★心臓腫瘍、心臓機能の画像診断においても有用な診断情報を提供します。これらは、循環器内科、心臓血管外科からの依頼を受け検査しています。

★MRI検査においては、造影剤が必要な場合が多くあります。しかしながら、造影剤を使用しなくても、脳、脊髄、などの中枢神経系、肝などの腹部臓器、骨盤臓器、などのスクリーニング検査を造影剤の副作用を気にしないで安全にできます。さらに最近では機器や撮像方法の進歩により、造影剤なしでも動脈、静脈、門脈などの脈管がかなり鮮明に描写できようになりました、特に、脳血管を写しだす撮像法は日常診療は勿論のこと、脳ドックにおいても動脈瘤の発見や脳血管の狭窄等の異常の発見に威力を発揮しています。今後はさらに、糖尿病、高血圧などが原因の全身の動脈硬化を評価するための、安全で有用なスクリーニング検査として発展する可能性が高いと考えています。

■ MR検査を受けられる方へ

★MR装置は大きな磁石の性質があり、また、電波も使用されています。このため、手術やその他の理由で体内に金属がある場合や金属を身に付けておられる場合、金属の種類によっては磁石あるいは電波にはとても敏感なことがあり危険な場合があります。例えば、心臓ペースメーカーや人工内耳は壊れてしまいますので、お使いの方はMR検査を受けることができません。そのために検査を受ける前に体の中の金属の有無について皆様にお尋ねし、問診表の記載をお願いしています。検査を安全に受けていただくためですので、どうぞ御協力をお願いします。

検査中は大変大きな音がしますが、撮像のために装置から発生するものですので、うるさいですが全く心配はいりません。撮影する部位によっては、検査中にイヤホンやヘッドホンで音楽を聞いていただくことができます。また、お越しの際、お聞きになりたいCD,MD等お持ちいただいても結構です。

検査時間は、撮影する部位や内容によって異なりますが、一人当たり20分?40分くらいかかります。このため、緊急の場合を除いて全員予約制です。2台のMR機器で年間約7000件の検査を行っており、できる限り早く検査ができるよう、努力を続けております。そのためので、ご都合でどうしても予約日にこられない場合は出来るだけ早くご連絡をお願いします。

★ 造影剤を使わなくても臨床に役立つ画像が得られることが、MRI検査の大きな特色のひとつですが、しかしながら、造影剤を使う必要がある場合も多くあります。このような場合にも、アレルギー反応などの既往歴をお尋ねするために、問診表の記載をお願いしています。また、主治医、あるいは、MR検査担当医から造影剤を使う必要性を説明し、了解と合意を得たうえで、必要な方に造影剤を使ってMR検査を施行するようにしております。よろしく御協力をお願いします。


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