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■ 特色
 耳鼻咽喉科全般の臨床を行っていますが、特に当院で積極的に取り組んでいるのは頭頸部外科と呼ばれる外科治療の適応になる疾患です。中でも甲状腺・上皮小体外科の分野では歴史的にもび症例数でも日本の耳鼻咽喉科をリードしていると考えています。頭頸部の悪性腫瘍の治療では外科的再建を伴う拡大手術を多く行ってきましたが,近年は患者様のQOLを重視した集学的な機能温存療法に重心を移しつつあり、進行した癌に対して最初から大きな手術をせず、経過によって治療方法を選択するようにしています。
 慢性中耳炎、特に中耳真珠腫に対する手術も開院以来積極的に行っています。鼓室形成術は最近の中耳換気理論に基づき侵襲の少ない術式を採用しており、入院期間は10目前後と短くなっています。耳硬化症や耳小骨奇形に対するアブミ骨手術も行っています。
 副鼻腔炎はすべて侵襲の少ない内視鏡を用いた手術を行っています。術後性上顎嚢胞なども可能な限り内視鏡を用いて行うようにしています。口蓋扁桃摘出術も夏休みを中心に行っています。全例、全身麻酔下に行い、リスクを出来るだけ少なくするようにしています。上記のような疾患にはクリニカルパスによる治療の標準化を進め入院期間の短縮を計っています。バセドウ病をはじめとする甲状腺疾患、顔面神経麻痺、嚥下障害に関する臨床研究も積極的に行い、治療成績の向上を目指しています。顔面神経麻痺、嚥下障害については専門外来で治療を行っています。
また2名の言語療法士が入院、外来での言語療法に積極的に取り組んでいます。
■概要
 外来患者数は病診連携の立場から再診患者の多くを近医に紹介していることもあり1目平均120人程度ですが再診日の月・火曜は一日200名を越えることがあります。外来新患数は平均20名です。

★入院患者は年間約700名で、2000年度の入院患者の内訳を代表的な疾患別に示しますと甲状腺疾患95例(癌60例、良性腫瘍25例、バセドウ病10例)、甲状腺以外の悪性腫瘍72例、慢性中耳炎・真珠腫65例、副鼻腔炎・副鼻腔嚢胞59例、慢性扁桃炎・アデノイド75例、声帯ポリープ・ポリープ様声帯39例、唾液腺良性腫瘍などの唾液腺疾患36例です。そのほか外傷、めまいなど多岐にわたる患者様の治療を行っています。

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