当院の後期研修プログラムでは、脳神経外科認定専門医の修得に必要な専門的知識、技術を身につけることを目標としています。
当院は、奈良県の基幹病院の一つであり、いろいろな症例の治療を幅広く行っています。症例数は年々増加傾向にあり、2008年の総手術件数は603件でした。手術に際しては、神経モニタリング、ナビゲーションシステム、術中エコー、血流ドップラー,神経内視鏡などを積極的に用いることにより、安全で確実な手術を目指しています。
市中病院としては脳腫瘍の症例が多く、症例数は102件で、悪性脳腫瘍に対しては、放射線治療、化学療法を併用した集約的治療を行っています。また、 24時間態勢で救急症例の受け入れを開始し、脳血管障害、頭部外傷も年々増加しています。手術件数としては、脳動脈瘤103件、脳内出血31件、血行再建術62件、外傷47件でした。脊椎脊髄疾患、手根管症候群などの末梢神経疾患、てんかん、顔面痙攣などの機能的脳神経疾患の治療も積極的に行っています。
治療手段としては、顕微鏡下手術だけでなく、血管内治療(115件)、内視鏡下手術(21件)、定位放射線治療(41件)も行っています。
以上のように、脳神経外科疾患全般に渡り、豊富で幅広い症例に対して種々の治療法を行っており、研修終了時までに専門医修得に必要な症例を充分経験できることが当院の特徴です。
また、顕微鏡下手術の技術を取得するには、トレーニングが重要です。当科では、ラットによる手術訓練のための設備、手術用顕微鏡も完備しており、研修中に確実に顕微鏡下手術の基本手技が獲得できます。
研修の実際においては、最初に2ヶ月間、総合内科で研修、他領域の疾患、全身管理を修得し、その後、脳外科領域の専門疾患を指導医の指導のもと研修します。具体的な到達目標は以下の通りです。
3年目 穿頭術、開頭、閉頭時における術者。
4年目 複雑な開頭術、頭部外傷手術の術者。
5年目 脳内血腫、脊椎手術の術者。
6年目 動脈瘤クリッピング、STA-MCA吻合術、内頚動脈内膜剥離術の術者。
研修終了後は当院での臨床研修の続行、大学院進学(京都大学)、京都大学関連病院での研修等柔軟に対応しています。
応募資格 :平成21年3月前期研修終了予定者
採用予定人数 :若干名
応募締め切り :未定(10月頃予定)
応募連絡先 :人事課(内線8583)
お問い合わせ先 :脳神経外科 時女知生 tokime@tenriyorozu-hp.or.jp
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