● 循環器内科 外来担当表へ
■ 特色
 奈良県の中核病院の一つとして、地域医療機関との病診連携を重視しています。初診の日に循環器内科の外来を直接受診するには、すでに治療をうけている家庭医からの紹介状を持参していただく必要があります。緊急での受診意外の再診は全て予約制です。逆に、病状安定期には出来るだけかかりつけの診療所への受診をお願いしています。できるだけ外来で検査を行い診断を確定できるよう目指しています。また、紹介状がない場合には、まず当院の総合内科を受診して頂き、そこで循環器疾患と考えられる場合には循環器内科を紹介受診して頂くようにしています。循環器内科で治療する病気は心臓疾患(弁膜症、狭心症、心筋梗塞、心筋症、先天性心疾患)、大動脈疾患、末梢動脈疾患、心不全、不整脈等です。日本循環器学会専門医を中心に循環器疾患の外来診断から高度の入院治療まで行えるように心掛けています。カテーテル治療を中心とした侵襲的治療にも積極的に取り組むばかりでなく、内科的治療も重要視しています。急性心筋梗塞や心不全を24時間体制で受け入れるCCUを備え、特に急性心筋梗塞に対しては夜間でも緊急冠動脈造影を行い、経皮的冠動脈形成術を実施しています。心原性ショックにはIABPやPCPSを併用し、劇症型心筋炎や重症肺塞栓などの治療をしています。また、重症徐脈性不整脈にはペースメーカー植え込み術を行い、発作性上室性頻脈にはカテーテル・アブレーションを併用し、重症頻脈性不整脈には植え込み型除細動器も使用します。治療方針は毎日カンファレンスにて決定し、担当医が簡潔明瞭に説明するよう心掛けています。日本循環器学会専門医研修病院、日本内科学会認定医制度教育施設であり、レジデントや若手医師の研修も行っています。
症例数・治療・成績

 循環器外来には年間延べ60,000人が受診しています。入院期間はできるだけ短くなるように心掛け、また、患者さんにも協力してもらっています。各検査年間件数は、心臓カテーテル870件、冠動脈形成術220件(ステント、ロータブレーターを含む)、心臓エコー7,OOO件(外来3,700件)、経食道エコー110件(外来20件)、トレッドミル運動負荷850件(外来520件)、ホルター心電図1,100件(外来750件)、心筋シンチ500件(外来330件)、ぺースメーカー50件です。
★急性心筋梗塞は年間80件で、24時間緊急心臓カテーテルを実施し、その場で冠動脈血管形成術を行いCCUに収容し治療を行います。約2週間でほとんどの方が退院されています。

★狭心症に対しての冠動脈血管形成術はPTCA、ステント、ロータブレーターを用いて積極的に行い、高齢者に対しても他臓器に異常なく日常の元気な方であれば積極的な治療を行っています。冠動脈形成術の適応は冠動脈造影だけでなく、運動負荷心電図や心筋シンチを総合的に判断して施行しています。必要な時には、3-6ヵ月後に再度冠動脈造影をして、再発の治療を行っていますが、最近はステントの使用により再発率は減少し、再検査の頻度は少なくなって来ています。高齢化時代にともない腎機能低下例も多く、冠動脈造影時に一時人工透析を使用することもあります。また、急性心筋梗塞ばかりでなく、劇症型心筋炎や重症肺塞栓の心原性ショックに対してIABPやPCPSを使用しています

★心不全の内科治療では急性期には強心薬を使用し、慢性期にはACE阻害薬やべータ遮断薬を積極的に使用しています。重症の心不全はCCUでの集中治療を行い、腎不全を伴った症例ではCHDFの短期併用も積極的に行っています

★弁膜症では、僧帽弁狭窄症は主にカテーテルによる僧帽弁交連裂開術を優先して行っています。その他の弁膜症では外来通院で手術に適した時期まで診療し、最終的には外科に手術を依頼しています。大動脈弁狭窄症に関しては、高齢者も手術を依頼しています。

★大動脈疾患は外来通院で手術に適した時期まで経過観察し、適切な時期に外科に手術を依頼していす。重症の心室頻拍や心室細動の治療には薬物治療ばかりでなくICDを使用し、通常の徐脈性不整脈にはぺ一スメーカーを植え込んでいます。また、発作性上室性頻脈や心房粗動にはカテーテル・アブレーションを行っています。


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